相続税対策とは、5つの原則に書いたとおり、「家族全員が幸せになる事」です。
では、全員が幸せになるには、どうしたらよいでしょうか?
家族全員が幸せになるために必要な事は、親子、兄弟が仲良くなることです。
この辺は、当たり前の事ですが相続事案を扱っていると残念ながらその80%〜90%が何らかの争いをしています。
争いをせず、納得して相続を迎えるためには、言わずと知れた「財産の分け方」が重要になります。
一般的に言いますと、親の面倒を見ている子供とそうでない子供がいて、その度合いに関係なく、法的な相続財産の取得権利が決められています。
その辺の歪みを自分の思い通りにするためには、「適正な遺言書」が重要になります。
そして、その遺言書をみんなが納得するものにするために、相続税対策が必要となるのです。
それでは、相続税対策の具体的な手順についてお話ししたいと思います。
<相続税対策の手順>
1.被相続人及び相続人の財産の調査分析
多くの財産家に、「相続税の試算」を行っていますか?と質問すると、ほとんどの方が試算をしていますと答えます。
そして、相続税の概算を計算した資料を持ってきます。内容は、財産の評価と相続税を計算したものです。
これで、相続税の試算をしたと納得しています。その簡易な資料で相続税を安くするための提案を色々な会社から受けます。そして、その対策案を現在の顧問をしてもらっている税理士先生に相談します。
相談を受けた税理士さんは、よく調べもせず、この投資はリスクがある、あまりおすすめできない。等の一般的な答えを返します。よく知らない人が、単に反対の意見を言うのみです。
資産家の方もできるだけ、リスクを冒したくないため、それではやはりその対策はやめましょう。という事になります。
では、なぜ、顧問税理士は、お客様の相談に乗らないのでしょうか?その一つは、相続の経験があまりない事、もう一つは、手間はかかってもお金にならないためです。
これでは、資産家の方は不幸です。一つの相続で、何千万、何億もの納税をするわけですから、きちんとした分析のもとに対策をする必要があります。
相続税ドットコムでは、相談を受けた場合、まず第一に、依頼者の詳細な財産調査を行います。被相続人のみならず相続人の財産の調査も行います。
そして、一次相続税の計算をし、二次相続税の計算を行います。
相続税対策の入り口は、相続人等の財産を詳細に調べて、正確な情報を基に、財産の承継計画を作る事から始まります。
2.遺産分割案の作成
次に、どのように財産を分割したいか?を財産所有者である被相続人に希望を聞きます。そして、その希望が相続税の納税の観点からは、どのようになるかをお話しします。
3.対策案の提示
相続税対策には、多大なリスクが伴います。また、お金もたくさんかかります。そのため、いくつかの対策案をねばり強く提案し、良く理解してもらう事になります。この対策案の策定に、全ての労力を割く事になります。この対策が、将来にわたり効果的な事、また、リスクを説明する事が一番重要になります。
相続税対策は、ご本人が意思決定して行う事であり、誰もその責任を取る事はありません。良く理解して行う事が非常に重要です。 |